死とはなにか シェリーケイガン

 

何をするにしても目指すべきゴールから逆算して段取りを考えるのが大事
ゴールに向けて今何をするか
全人類共通で死ぬ。みんなが直面するのに誰も考えない。

なぜなら怖いから。

死を漠然と怖がるのはもったいない
松下幸之助 ケネディ 孫正義 など大きな偉業を成し遂げた人は死に近づく体験をしている人が多い。
死に向き合うことはすごいパワーを秘めている。
❶死ってそんな怖くない
未知なものだしなんだかよくわからないから死が怖い
 ⇒いや案外死って未知なものじゃないよ」
例えば学校を休んだ時自分がいないまま学校が回るように
自分が死んだとしても世界は少しの違和感だけで俯瞰してみれば何も変わらず回っていく
 
人間は特殊な機能を持っているが死んだあとも人格だけが魂として存在するとは考えにくい。人格や思考は無に=夢を見ずに眠っている状態と一緒⇒未知じゃない
お母さんのおなかの中にいたときはなにも怖くなかったし苦しくもなかった。
地球上の歴史で言えば我々が人格を持って生活してるのは一瞬、人格が存在してないほうがデフォルト。
 
剥奪説⇒死ななければもっといい人生があったはずなのにその未来が奪われたような気持になる。これからやりたいことが多い人ほど当てはまる。

人間はこれからの未来が楽しみだともっと生きたくなる。
これからの未来が悪くなり続けると思うと死にたくなる⇒自殺

自殺が常に悪いとは言い切れない
例)末期の病気で治る見込みがなく痛みに耐えるためだけに生きる人
道徳的概念を無視したら死んだほうがましなのかも

だからこそこの世に存在する大半の自殺理由はおかしい。就職失敗や失恋はこれからの人生がずっと悪くなり続けることの証明にはならない
もし自殺したい人がいるとしたら道徳的に自殺はダメだというのではなく、未来の可能性に気づかせてあげられるようなアドバイスを。


死とは何か シェリー・ケイガン 文響社より2019年に出版

死をただ怖がるんじゃなくてただの締め切りとして今を頑張る原動力に変えていこうと思った。死を仲間にできたら無敵だ